1947-08-22 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第11号
塚崎、濱田兩辯護士より報酬として百萬圓要求ありたることは、佐藤氏は――佐藤氏というのは私です。佐藤氏は左の通り復命している。上野驛前三翠館で森、佐藤に對し間島氏が、昨日濱田氏と會つたところ、百萬圓報酬を受けたしと言つているが、どう取計うかと話があつた。それに對し佐藤は報酬は當然考えなければならないが、それは許可指令が出て現物の引渡しを受けたあとでなければ、應ずるわけにいかない。」
塚崎、濱田兩辯護士より報酬として百萬圓要求ありたることは、佐藤氏は――佐藤氏というのは私です。佐藤氏は左の通り復命している。上野驛前三翠館で森、佐藤に對し間島氏が、昨日濱田氏と會つたところ、百萬圓報酬を受けたしと言つているが、どう取計うかと話があつた。それに對し佐藤は報酬は當然考えなければならないが、それは許可指令が出て現物の引渡しを受けたあとでなければ、應ずるわけにいかない。」
更に又宇都宮に關する拂下指令書交付に際しては塚崎、濱田兩辯護士より辯護手數料として百萬圓也(本件は先生と兩辯護士協議濟と稱し半額前渡を要求せらる)を要求せられ其の支拂の準備迄致したる事、既に私より先生に報告せる通りにて山形縣農業會も承知せる處に候。
それがために、あの栃木縣にある品物がはたして現在あるかどうかということをまず君らが行つて調べてくれ、品物があつたらそれを買付け得るようにしておいてくれ、値段は政府に相談してあとで勘定してもらうようにしたらいいじやないか、なお間違いの起らぬように塚崎、濱田兩辯護士について行つていただく、なおこの書類については宇都宮檢事局の立會のもとにしてくれということまでちやんと指令書に書き加えてやつたような次第であります